●Prelude to War
第二次大陸戦争から10か月後。
戦後の復興も進み、世界は戦前の活気を取り戻しつつあった。
カイとミリセントは束の間の甘いひと時を過ごしながらも、
かつてのヴィルカール帝国が東西に分断されたことで様々な問題に直面していた。
国外では東西陣営の対立、国内では帝国復権派が台頭し、新たな戦争の火種がくすぶり始めていた。
戦後(エピローグ)にして、開戦前夜(プロローグ)を生きる彼らの未来はいかに――
●Bitter Sweet Memory
ミリセントと出会う2年前。
流されるように体を重ね、流されるように恋人同士となったカイとナトレ。
世間一般の恋人同士とはいかなくとも、少しずつではあるが二人の関係は進展していく。
だが、過去に囚われている二人は最後の一歩が踏み出せない。
それは雨織ナトレにとっての甘く、苦い想い出の日々――
●エステル・リンドバーグの恋愛譚
戦後の混乱も収まり、活動を再開したトリガー探偵事務所。
相も変わらず騒がしい中立特区を舞台に、時には穏便に、時には実力行使で依頼をこなしていく。
そんな中、エステルのかつての恋人に似た女性が依頼人として現れる。
この出会いからエステルは心に閉じ込めた過去と向き合うこととなってしまう。
これはエステル・リンドバーグの失くした過去を乗り越え、未来へと歩む物語――




