
宦官の専横、群雄の台頭、異民族の侵攻――
長きに渡って隆盛を極めていた漢帝国も衰退の兆しを見せ始めた。
しかし幽世の如き洛陽宮中では、今日も変わらず穏やかな時が流れていた。
熟しすぎた果実が自然と落ちて朽ちるように、
近く、漢帝国も終焉の時を迎えるのだろうか……。
そんな空気を引き裂くかのように、
青天に一条の彗星が眩しく、鋭く輝いた。
・Main Story 白月の灯火
星となって洛陽の宮殿に落ちてきた北郷一刀。
天からの遣いとして皇帝の御側付きを務めることになるが、
第一の側近、趙忠の不興を買って辺境の地へと追放されてしまう。
その流された地、涼州で一刀を救ったのが董卓と名乗る少女だった。
憂国の士であった董卓と、決意を固めた一刀。
今、二人を中心に新たな革命の幕が上がる。
・Sub Story1 華雄「果てのそのまた先を目指して」
どうしても呂布や張遼に勝てない華雄。
日々、厳しい鍛錬を続け、成長している実感もあるというのに、いったいどうして勝つことができないのか。
苦悩し、模索を続けた華雄は、ついに自分に足りていないであろう力の存在に気づいた。
それは女子力である!
華雄のストーリーが初登場!
・Sub Story2 霊帝&劉協「末永い繁栄のために」
呂布が保護した動物たちは宮中の人気者。
ある日、一組の動物が霊帝の目の前で
いきなり交尾を始めてしまった!
「あれは何をしているの?」と不思議がる霊帝。
それを聞いた盧植は、改めて性教育と
お世継ぎ様の必要性を痛感するのだった。
白羽の矢が立ったのは――。



